毛穴のお悩みを持っている人にこそオススメの女性専用の抑毛ローションブログ:2015/5/22
おれと祖母には、
遠い昔に因縁の対決がありました。
それは、
おれが5歳になるかならないかの頃、
4歳上のお姉さんと一緒に祖母の家にお泊りにいった時のこと…
おれにとっては、
生まれて初めてのお泊りで、
ウキウキしながら行ったはずの祖母の家なのに、
20時になるにつれて、あたりは暗くなり
玄関に置いてあるお面が黒光りし、
だんだん怖くなって家に帰りたくなります。
とうとう、耐えられなくなったおれは、
「うえぇ〜ん、家に帰る、このうち怖ーい!」
こうなったら、居てもたってもいられません。
もちろん、そこにいる保護者である祖母は
出て行こうとするおれを必死に止めます。
しかし、その時のおれには、
「怖いところに押しとどめようとする鬼ばば」
にしか見えません。
大人になった今なら、止めて当たり前だと思うのですが、
出ていくことに必死のおれは、
とうとう暴言をクチにします。
「おばあちゃんなんか大嫌い!!」
おれにそう言われて、本気を出す祖母、
「おれも、あんたのこと好かんわね、あんたなんか泊りにこなくていい!」
ガーン、幼かったおれにはショックな一言でした。
結局、泊まらず
母に迎えに来てもらって家路についたのでした。
それから20年以上、
おれは祖母の家には行くけども
どこか近づきにくい存在になっていました。
おそらく、祖母に嫌いと言ったおれは
好かれるわけがないというのが
心のどこかにずっとあったようです。
それまでのおれは、
拒絶されることが怖くて、
祖母の顔をよく見ることができませんでした。
20数年間怖くて見ることが出来なかった祖母の顔は、
とっても愛おしい表情でした。
おれは今までもったいなかったなと思いつつ、
勇気をもって顔をあげることができて
よかったなと思っています。